小菊かぼちゃの生産・歴史・特徴

小菊かぼちゃの生産・歴史・特徴

(1)日本国内での生産地

 福島県会津地方、石川県、福井県

 

(2)会津地方での栽培の歴史

 江戸時代から会津若松市門田町飯寺地区を中心に栽培されてきた。

 

(3)小菊かぼちゃの特徴

主な栽培・収穫時期は、7月中旬頃から9月上旬頃。

小菊南瓜は直径15 cm 前後、重さ500~800 g 程の小ぶりの菊カボチャで、真上から見ると菊花に似ていることがその名前の由来とされている。

完熟すると外皮が赤みを帯び、果肉は明るい黄色になる。ねっとりとした食感で甘味が少なく淡白で、西洋かぼちゃなどと違い煮崩れしにくく、味がしみこみやすいことから和食の煮物をはじめ、天ぷら、蒸し物など様々な料理に使われる。

手頃な大きさと外観を活かし、中をくり抜いて容器として用いた詰め物料理などにも適している。

食物繊維などの炭水化物、β-カロテンなどのビタミンを豊富に含んでいる。